国立高専機構では、令和元年6月3日に出されたダイバーシティ推進宣言の中で「多様な一人ひとりの尊厳を尊重し、性別、国籍、人種、年齢、障がいの有無、宗教や文化的背景、性的指向や性自認、その他の属性や状況にかかわりなく、人がその能力を十分に発揮して、相互に尊重し、活躍できる社会環境を希求します。そして、次代を担う創造的で実践的な技術者の育成という、私たちの役割を果たす中で、そうした社会環境の実現に貢献します。」と宣言されています。
私たち奈良高専では、このダイバーシティ推進宣言をもとに「ダイバーシティ推進委員会」が中心となって、ダイバーシティインクルージョン教育を実践していきます。
男女共同参画推進や女子学生教育については、本委員会
更に、グローバルに活躍できるエンジニアを養成するための「グローバル工学協働教育プログラム」(グローバル教育センター)、異分野の知識・経験を通じ、自身の感性や表現力を磨き、多視点で物事を考えられる「しなやかエンジニア教育プログラム」など多彩な教育プログラムもあります。
また、支援を必要とする学生に対する学生支援については「学生支援センター」があり、5年間あるいは7年間学べる環境とプログラムがあります。
本校では、ダイバーシティ事業に先駆けて、平成24年度に男女共同参画推進委員会と男女共同参画推進室を設置し、(平成30年度に男女共同参画推進委員会として統合)さらに令和4年4月よりダイバーシティ推進委員会に改編されました。当委員会を中心に「女性教員比率向上に向けて取り組み」「就学・就業環境改善の取り組み」「男女共同参画を考える取り組み」「女子学生の比率向上とキャリア教育」を実施しています。
女性教員比率向上に向けた取り組み
教員公募の際には女性優先公募であることを公募要項に記載しています。
また、秋には教員職体験インターンシップを行っています。(令和4年6月時点では新型コロナウイルス対応のため中止としています。)
就学・就業環境改善の取り組み
環境改善のためのランチミーティングを女性教職員と女子学生別に実施し、ヒアリングに基づく環境改善を実施しています。
男女共同参画を考える取り組み
ダイバーシティ推進のホームページを継続運用し、情報発信をしています。
女子学生の比率向上とキャリア教育
女子中学生向けの公開講座、女性エンジニアをロールモデルとした講演会等を開催しています。
また、各種講演会やシンポジウムの開催や他機関からのイベントの告知など、教職員、学生の参加を促しています。